Bus errorとSegmentation faultに困ったら見るブログ

物理の研究者による日々の研究生活のメモ書きです ( python/emacs/html/Japascript/シェルスクリプト/TeX/Mac/C言語/Linux/git/tmux/R/ポケモンGO)

【zsh】設定ファイル(.zshrc)を用意する + cdしたらlsしたい + 関数を定義する

基本的に.bashrcをそのまま.zshrcにリネームすれば解決すると思ってたらいくつかエラーが出た
・プロンプトのフォーマットが異なる
・cdした後にlsする関数がそのままでは動かなかった
・ls --colorが効かない





.zprofile に書くか .zshrc に書くかは違うらしい
が、インタラクティブなシェルを使う機会はほぼないと思うので、.zshrcでおk



zshの設定ファイルの基本的なことがわからん

ので、とりあえず↓を見ながら片っ端から同じ設定をしていく(取捨選択はしつつ)

■ 参考 :Zsh初心者がzshrcを色々調べたの晒してみる


に沿って色々と設定していくが、lsの色設定がうまく反映されない
そもそも ls --color=auto と打つとエラーが出る
調べてみたら、macのlsとlinuxのlsは別物らしい(なんか昔同じことが起こって記事を書いたような・・・)
下で、maclinuxのlsとかを使うコマンドをインストールする方法をまとめた

■ 参考 : Macのターミナルで色つき表示色々

ヒストリーから検索可能

control+rで、historyから部分一致を見つけてくれる
conrtol+rを押してから、.zとか打つと.zが入ったコマンドを見つけてきてくれる
便利




プロンプトのフォーマットが異なる

これは好みやけど、自分は
[usename@hostname:~/work/2020/0623]
というプロンプトをずっと(なぜか)使ってるので、それをそのまま採用する

tmp_host_name=`hostname | awk -F- '{print $1}'`
PS1="[%n@$tmp_host_name:%~]"
一応、これで再現できた
hostnameは %M とか %m ではうまく行かなかったので、awkで切り出してきた

■ 参考 : Terminal: zshプロンプトのカスタマイズ(git 対応)



cdした後にlsする関数がそのままでは動かなかった

function chpwd() { ls }
を.zshrcに追記する

zshにはhook関数というのがあるらしい
特定の動作をした直前/直後に呼び出す関数をユーザーが設定できる
chpwd()がその一つ

■ 参考 :zshでhook関数を登録する




lsの色が好みじゃない

.zshrcでlsの色を設定する方法は2つある
LSCOLORS

LS_COLORS

LSCOLORSはMacに入っているlsの色を変更するオプション
例えば
export LSCOLORS=Exfxcxdxbxegedabagacad
みたいな感じのオプションで色を指定できる

もう一つのLS_COLORSはMacの場合だと、そういうオプションを設定していれば補完の色を指定できる
例えば
export LS_COLORS='di=33;01:ln=31:ex=32;01'
みたいな感じ

LS_COLORSには黄色があるけど、LSCOLORSには黄色がない
そして、自分はlsでディレクトリを黄色表示にしたい!!

そういうときはmac portでcoreutilsをインストールして、それらのコマンドをPATHに入れればOK

$ sudo port install coreutils
インストールが終わったら、表示が出るけど
デフォルトでインストールされているコマンドよりも、coreutilsでインストールしたコマンドを優先するときは、/opt/local/libexec/gnubin/ のディレクトリをPATHの前の方に入れよ、と出る
ほかは特に何もしなくても今インストールした gls が優先されてるっぽい
他のコピーのコマンドとかも新しいものになってるっぽい






前まで「cdしたらlsしたい」というのはずっとやってきた
やり方は .zshrcに
function chpwd(){ls}
と書いておけばOK

けど、このままだと、ファイル数を多すぎる場合に出力が大変になる・・・
なので出力を制限してみた
下の例だと30行よりも多い場合はheadで制限して何行省略されたかを出力する

ひとつ嫌な点は、通常出力だとlsやけど
ls | headしたらls -lみたいな表示になってしまうこと・・・
l | head | awk '{print "$1\t"}'とか改行せずにタブを挟んで解決しようとしたがダメだった

■ 参考 : 【zsh】設定ファイル(.zshrc)を用意する

function chpwd() {
 tmp1=`ls -U | wc -l`
 tmp2=30
 if [ $tmp2 -lt $tmp1 ]; then
  ls -U --color=always | head -$tmp2
  echo "*** $*1 out of $tmp1 files are omitted ***"
 else
  ls
 fi
}
調べてみたら、lsで複数行表示を強制する -Cというオプションがあるっぽい
これを使えば通常のlsと同じ表示が再現できそう

■ 参考 :chpwd内のlsでファイル数が多い場合に省略表示する

というか↑の記事がほぼ完璧・・・
glsがあるなら使うと書いてあるけど、それは↑で書いたように
/opt/local/libexec/gnubin/ にPATHを通しておけばgslかlsを気にする必要はなさげ

改良版
かなり↑の記事の影響を受けた

■ 参考 : 【zsh】設定ファイル(.zshrc)を用意する

function chpwd() {
 tmp1=`ls -U | wc -l`
 tmp2=20
 if [ $tmp2 -lt $tmp1 ]; then
   ls -UC --color=always | head -2
   echo " ..."
   ls -UC --color=always | tail -2
   echo " *** $*2 out of $tmp1 files are omitted ***"
 else
  ls
 fi
}

iTerm2を起動してからtmuxに入ると
iTerm2で~/.zshrcが読み込まれて、tmuxでも~/.zshrcが読み込まれる

なのでPATHが重複する・・・


■ 参考 : tmux利用時にPATHが重複する問題

調べてみたら、~/.zshrcに以下のように書いておけばOK

typeset -U PATH
他にも
if -z $TMUX ; then
 PATH=(任意のディレクトリ)/bin:PATH
fi
という案もあるらしいが、1行で済むならそっちのが楽




ファイルをscpすることが何度もあるので、それをaliasにしておきたい
ただ、引数が必要なので関数として定義する($1を使うとaliasの中でも引数を使えるという記事があったけど、うまくいかず・・・ $1の前後にスペースが必須なのかも?)

以下コード例
dateという引数を受け取って、空だったら何もしない
空じゃなかったら、何か処理をする

alias scp_hoge='_scp_hoge'
function _scp_hoge() {
 date=$1
 if [ -n "$date" ]; then
  # do somwthing related to $date
 else
  echo "error : scp_hoge requires the date (such as 0930)"
 fi
}

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*1: tmp1 - $tmp2

*2: tmp1 - $tmp2